日産、スマーナ工場拡張に壁〜「ムラーノ」の増産で苦戦

 北米で増産を望む日産自動車が、現地工場の生産能力増強で苦戦を強いられている。

 オートモーティブ・ニューズによると、日産は、クロスオーバー「ムラーノ」の生産を日本から米国に移管し、2014年からテネシー州スマーナ工場で生産開始するとの報道に対してコメントを拒否している。14年に改良される予定のムラーノは今年、月間4500台のペースで販売されているが、日産は次世代車の販売押し上げを狙っている。

 米国への生産移管は、円高によるコスト削減を目指すカルロス・ゴーン社長の目標に叶う。しかし、米国とメキシコにそれぞれ2工場しかない現状下で、新車種の… 続きを読む

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