リビア暫定元首が辞任表明 カダフィ派追放法受け

 【共同】リビアの暫定的な国家元首であるマガリエフ制憲議会議長は28日、カダフィ政権下の要職経験者が公職に就くことを禁止する法律が6月5日に施行されるのを前に、議会で演説し辞任を表明した。

 同法をめぐっては、現体制からカダフィ色が一掃されるとの評価がある一方、閣僚や制憲議会議員にも公職追放の対象者が多数に上り、かえって混乱を招くとの批判も出ている。暫定元首が同法を先取りして辞任することで「カダフィ後」の本格体制づくりが混迷を深める恐れもある。

 マガリエフ氏は約30年にわたり反体制活動を続け、昨年7月の制憲議会選の政党枠で第3党となった国民戦線党の党首。しかし1980年までカダフィ政権下で駐インド大使を務めた過去があり、演説では「誰もが法に従わなければならない」と辞任理由を説明した。後任は近く選出される見通し。

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