英雄か裏切り者か 刑事責任めぐり議論

 【共同】米政府が一般市民の通話履歴やインターネット上の個人情報を収集していると暴露した中央情報局(CIA)の元職員、エドワード・スノーデン氏(29)の刑事責任をめぐる議論が米国内で高まってきた。英雄か裏切り者か、意見は真っ向から対立している。

 司法省は既に機密漏えいなどでスノーデン氏の捜査を開始。オバマ政権は機密のリークに厳しい姿勢で臨んでおり、訴追を目指すとみられる。ロジャース下院情報特別委員長(共和党)は10日「最大限の罰則で裁くべきだ」との認識を示した。

 しかしスノーデン氏に喝采を送る市民の間では、一足早く恩赦を求める動きが出始めた。ロイター通信によると、ホワイトハウスには「国家安全保障局(NSA)の秘密情報収集を告発した国民的英雄」として、いかなる罪にも問わないよう求める3万人以上の署名が寄せられている。

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