G8首脳間で議論も 米情報収集問題で英首相

 【共同】キャメロン英首相は12日、主要国(G8)首脳会議を前にロンドンの外国特派員協会で記者会見し、米政府が市民の通話履歴やインターネット上の情報を収集して英国が一部情報提供を受けていたとされる問題について「非公式の場となるだろうが、G8で議論する可能性がある」と述べた。

 G8は4月の外相会合で「安全で開かれたネットの重要性」を声明に盛り込んでいた。

 キャメロン氏は、米国との情報共有について「法に基づいて行われていた」と強調する一方、「こうした分野で完璧なやり方は確立されていない」と、倫理的な面などで問題が残ることを認めた。その上で「他国がどのような(情報)活動を行っているか、深く意見を交わす可能性がある」と語った。「非公式の場」は夕食会などの機会を指しているとみられる。

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