イラン大統領選、投票開始 経済、対欧米関係が争点

 【共同】核兵器開発疑惑をめぐり欧米と対立するイランで14日、大統領選の投票が全国一斉に始まる。6候補のうち、最高指導者ハメネイ師に近い保守強硬派のガリバフ・テヘラン市長(51)とジャリリ最高安全保障委員会事務局長(47)、保守穏健派のロウハニ最高安全保障委員会元事務局長(64)による三つどもえの争いだ。

 欧米の制裁強化の影響で疲弊した経済の立て直しや、アハマディネジャド大統領が進めた対欧米強硬路線の見直しが争点。6候補は核開発の継続で一致しているものの、欧米など6カ国との核協議については立場に違いがあり、交渉姿勢に影響を与える可能性もある。

 当選には有効投票の過半数の得票が必要だが、直前の世論調査などによると3候補への支持は割れており、2005年以来、同国史上2度目の決選投票になる可能性が指摘される。連続3選禁止の規定により、アハマディネジャド大統領は出馬できない。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る