微小カプセルで膵がん治療 東大チーム、マウス実験

 【共同】抗がん剤を閉じ込めた微小な高分子カプセルを膵臓がんのマウスに投与し、がんの進行を抑えることに成功したと、東京大の片岡一則教授、オラシオ・カブラル特任講師らが24日付の米科学アカデミー紀要に発表した。

 実験では、遺伝子を改変し膵臓がんを発症するようにしたマウスを使用。3ミリほどの大きさの膵臓がんや、肝臓への小さな転移が見られた時点から、ダハプラチンという抗がん剤が入った直径30ナノメートル(ナノは10億分の1)のカプセルを週1回のペースで8週間、静脈から注入した。

 カプセルを投与した10匹では、がんの増殖が抑えられ、8週目で全て生きていたが、カプセルに入れずダハプラチンを投与したマウスは10匹中5匹、投薬しないマウスは同6匹が死んだ。

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