腎がん遺伝子異常を解明 京大、治療に期待
- 2013年6月24日
- 日本発ニュース
【共同】腎臓がんで起きている遺伝子異常の全体像を解明したとする研究結果を、京都大の真田昌助教(分子遺伝学)のチームがまとめ、24日付の米科学誌ネイチャージェネティクス電子版に発表した。
チームは、腎臓がんの8割を占める「淡明細胞型腎細胞がん」の患者を100人以上調査。一般的に腎がんは切除手術以外に完治が難しい上、進行し転移すると効果的な治療法は限られる。詳細な遺伝子異常を突き止めたことで、新たな薬剤など治療法の開発が期待できるとしている。
チームによると、淡明細胞型腎細胞がんではVHLという遺伝子の変異が高い頻度で見られ、原因の一つとされるが、VHLに異常がない場合、どんな遺伝子が関わっているか不明だった。
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