米国が最も魅力的〜代替エネ投資先、中国抜く

 2012年の最も魅力的な代替エネルギー事業の投資先として、米国が中国を抜いて世界で首位に選ばれたことが、アーンスト&ヤング(E&Y)の調査で分かった。

 クリーンテクニカによると、E&Yの再生可能エネルギー国別魅力度指数(RECAI)による順位付けは今回が10回目。3位以下はドイツ、オーストラリア、英国、日本、カナダ、インド、フランス、ベルギーの順となった。

 12年は業界や市場が大きく変動した一方、再生可能エネルギーが化石燃料に代わる有力な選択肢として浮かび上がった年となり、多くの国や社会階層で信用と魅力、身近さが高まった。

 RECAI調査報告書をまとめたベン・ウォーレン氏は「再生可能エネルギーは十分に成長した。今ではビジネスに不可欠であると同時に、個人の特権になった。ソーラーパネルを住宅やオフィスで頻繁に見かけるようになり、バイオマスが工場や病院に電力を供給し、風力タービンも見慣れた光景になった」と指摘した。

 12年の代替エネルギー投資額は、前年比22%減の406億ドルと09年以来最低だったが、ウォーレン氏によると、設置容量が伸びたことは同分野の粘り強さを反映している。

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