787型機でまたトラブル〜ユナイテッド、1週間で3回目

 23日、ヒューストンからデンバーに向けて出発したユナイテッド航空のボーイング787型機が、ブレーキ系の計器に問題が発生したためヒューストンに引き返して緊急着陸した。

 シカゴ・トリビューンによると、同社では同日までの1週間に3回も787関連のトラブルが起きている。18日にはデンバー発東京行きの便がオイルフィルターの問題で行き先をシアトルに変更、さらに20日はロンドン・ヒースロー空港からヒューストンに向かっていた便が、油圧の表示が低下したためニュージャージーのニューアーク空港に緊急着陸した。

 こうした小さな機械的な問題は、特に新しいモデルには付き物だが、787は機体の半分が強化プラスチックなどの複合材(コンポジット)という革新的な設計が採用されているほか、バッテリーの過熱問題で100日間にわたり世界で運航が停止された経緯があるため、注目されている。

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