吉永元検事総長が死去 ミスター検察、特捜の顔

 【共同】戦後最大の疑獄、ロッキード事件などを手掛け、「ミスター検察」「特捜検察の顔」と呼ばれた元検事総長吉永祐介(よしなが・ゆうすけ)氏が23日午前6時15分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。81歳だった。岡山市出身。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は妻典子(ふみこ)さん。

 岡山大卒業後の1955年に検事任官。東京地検特捜部に通算約14年間在籍した。副部長時代には、76年に故田中角栄元首相を逮捕したロッキード事件で主任検事を務めた。

 東京地検特捜部長としてダグラス・グラマン事件、東京地検検事正としてリクルート事件を陣頭指揮。「事上磨練」(仕事で自分を磨く)を信条に、大胆で緻密な手腕は検察内部で「特捜の鬼」と称された。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る