吉永元検事総長が死去 ミスター検察、特捜の顔
- 2013年6月28日
- 日本発ニュース
【共同】戦後最大の疑獄、ロッキード事件などを手掛け、「ミスター検察」「特捜検察の顔」と呼ばれた元検事総長吉永祐介(よしなが・ゆうすけ)氏が23日午前6時15分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。81歳だった。岡山市出身。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は妻典子(ふみこ)さん。
岡山大卒業後の1955年に検事任官。東京地検特捜部に通算約14年間在籍した。副部長時代には、76年に故田中角栄元首相を逮捕したロッキード事件で主任検事を務めた。
東京地検特捜部長としてダグラス・グラマン事件、東京地検検事正としてリクルート事件を陣頭指揮。「事上磨練」(仕事で自分を磨く)を信条に、大胆で緻密な手腕は検察内部で「特捜の鬼」と称された。
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