IAEA要員復帰なら対話 対北朝鮮で米高官

 【共同】ズムワルト国務副次官補は27日、下院外交委員会の公聴会で、北朝鮮が寧辺の核施設に国際原子力機関(IAEA)の監視要員を復帰させるなどの措置を取れば、6カ国協議を含む交渉に応じる考えを明らかにした。米当局者が対話再開の条件に具体的に言及するのは異例。

 ただ、IAEA要員が復帰後に監視する対象として何を想定しているかは明らかにしなかった。ウラン濃縮活動や原子炉再稼働準備の停止だけでなく、秘密の核施設の申告なども前提にした発言の可能性がある。

 ズムワルト氏は、対話再開のためには北朝鮮が「非核化を真剣に考えていることを示す具体的な措置」を先に示す必要があると強調。一つの方法として「自国の核計画にIAEAを呼び戻すこと」を挙げた。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る