ロシアに亡命申請後、撤回 暴露停止要求に反発

 【共同】米当局に訴追された米中央情報局(CIA)元職員エドワード・スノーデン容疑者(30)は6月30日、ロシアに政治亡命を申請した。しかし、同国が示した亡命受け入れ条件に反発、7月2日までに一転して申請を撤回した。ロシアのペスコフ大統領報道官が2日の記者会見で明らかにした。

 当初、亡命受け入れに前向きだったエクアドルが米国の圧力を受け容認姿勢を後退させる中、元職員の受け入れ先など今後の処遇は再び不透明になった。

 元職員を支援する内部告発サイト「ウィキリークス」は2日、元職員に同行する法律専門家の女性が、新たにロシアを含む19カ国に亡命や亡命支援の申請をしたと発表した。元職員は現在、「ロシア滞在を望んでいない」(ペスコフ氏)とされるが、今後の動きは明らかになっていない。

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