観測用井戸の水位が上昇 福島第1、護岸工事影響か

 【共同】東京電力は29日の定例会見で、福島第1原発の敷地海側にある観測用井戸の水位が上昇していることを明らかにした。汚染水の海洋流出を防ぐため護岸沿いで進める地盤改良工事により地下水がせき止められたのが原因とみられる。

 地下水の水位が上昇すれば、敷地内のトレンチ(地下道)の汚染水と混じり汚染が広がる懸念があり、東電は地下水のくみ取りなどの対策を検討する。

 問題の井戸は1号機と2号機のタービン建屋海側に位置し、深さは約4メートル。5月以降、高濃度の放射性物質のトリチウムやストロンチウムが検出されており、7月上旬に2メートル程度だった水位は徐々に上昇し、27日には2.8メートル程度になった。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る