JPモルガンに制裁金 電力価格操作、4億1000万ドル

 【共同】米連邦エネルギー規制委員会(FERC)は30日、電力価格を操作したとして、金融大手JPモルガン・チェースの子会社が民事制裁金と利益の返還で計4億1000万ドル(約400億円)を支払うことで合意したと発表した。

 FERCによると、電力取引仲介を手掛けるJPモルガンの子会社は2010年から12年にかけ、カリフォルニア州や中西部の電力市場で不法に価格を操作し、利益を上げた。JPモルガン側は違法行為があったかどうかについて肯定も否定もしていない。

 FERCは今月、英金融大手バークレイズが06年から08年にかけてカリフォルニア州など米西部4州の電力市場で電力価格を操作したとして、制裁金4億5300万ドルなどの支払いを命じている。

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