情報収集の手法、詳細に 英紙、米当局資料を公開

 【共同】米政府による一般市民の電子メールなどの収集問題で、英紙ガーディアンは7月31日、情報収集の手法を詳細に記した米当局作成とされる資料を同紙のウェブサイトに公開した。米中央情報局(CIA)元職員のエドワード・スノーデン容疑者から提供を受けたとしている。

 情報機関職員の研修用とされるこの資料によると、情報収集用のシステムは「エックス・キースコア」と呼ばれる。監視対象者のメールアドレスなどを入力するだけで、メールやチャットの内容からサイトの閲覧記録まで「典型的なネットユーザーが行うほぼ全てのことを捕捉できる」としている。

 米国内の通信傍受には令状が必要とされているが、エックス・キースコアは令状取得などの事前手続きを経ずに運用されていたとみられ、米当局の活動の合法性に対する疑念をさらに高める内容だ。

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