日本に東側情報員220人 冷戦期、半数弱がソ連

 【共同】東西冷戦期の1982年、英政府が「共産圏の情報員約220人が日本で活動している」との報告書を作成していたことが分かった。情報員の数は旧ソ連だけで100人に達すると分析していた。機密指定が解かれ、英公文書館が1日公開した当時の公文書で明らかになった。

 情報活動に詳しい専門家は「英国の内閣府に報告された人数で、確度は高いとみられる」と話している。

 報告書は、83年に英内閣府の安全保障に関する委員会に提出されていた。アフリカ、中東、アジア、中南米を中心に約60カ国について、政府の機密保持の状況、共産圏諸国の情報活動などを分析。統一の書式の調査票で報告されており、英政府が各国駐在の英国大使館に照会したとみられる。

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