GM、ボルトを13%値下げ〜EV販売で日産などに対抗
- 2013年8月6日
- 米国ビジネス
ゼネラル・モーターズ(GM)は6日、電気自動車(EV)「シボレー・ボルト」の2014年型の基本価格を現在より13%(5000ドル)引き下げ、3万4995ドルにすると発表した。EVの販売促進で他社と足並みをそろえた格好だ。
AP通信によると、EV販売は増えているとはいえ市場の構成比はまだ小さく、メーカーは値下げを強いられている。日産のEV「リーフ」は値下げ後に販売が大きく増えており、自動車情報大手ケリー・ブルー・ブック(KBB)の上席アナリスト、カール・ブラウアー氏は「シボレーは明らかにリーフの値下げとその結果としての販売増を意識している」と話した。
KBBによると、完全EVとプラグイン・ハイブリッド(PHV)の平均価格は、今年に入って4万1102ドルから3万6922ドルと10%低下している。これに連邦税控除は含まれず、7500ドルの控除を含めると14年型ボルトは2万7495ドルまで下がる可能性がある。
ボルトの1〜7月販売台数は、前年同期比9.2%増の1万1643台。対するリーフは1万1703台で、一部の機能が減らされて基本価格が2万9650ドルに下がった後、販売が3倍以上増加した。
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