サプライヤー監視を自動化〜ボルグワーナー

 ボルグワーナーは、サプライヤー・ネットワークにおける部品供給を自動監視するシステムを米国で導入する。

 オートモーティブ・ニューズによると、2年前にドイツとアイルランドで導入された自動監視システム「Supplier Performance Monitor」は、供給網の問題を現場の責任者より早期かつ正確に発見するのが特長。部品の不具合に伴うコストと余剰在庫を削減する効果がある。

 現行システムでは、約180社が監視下にある。ボルグワーナーは2013年、米国と欧州で、14年には中国とインドで採用する計画だ。

 システムは主に、発注時と不具合による返品時の部品の数量を比較・分析することで、将来的な問題の予見を助ける。

 例えば、一括納入される注文が、複数回に分けて出荷された場合には警告が発せられる。システムが発見した不一致の約85%は問題がなかったが、その他は不正確な配達データが原因だった。

 潜在的な問題が見つかった場合は、ボルグワーナーの担当者がサプライヤーに連絡して解決策を話し合う。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る