入札なしの契約を試験導入〜クライスラー、ミニバン生産で
- 2013年8月8日
- 自動車関連
クライスラーは、新型ミニバン生産で入札なしの供給契約をサプライヤーとの間で試験導入する。
オートモーティブ・ニューズによると、新契約はサプライヤーの利益を保証する代わりに、財務情報の開示を義務付ける内容だ。
クライスラーの購買責任者であるスコット・カンセルマン氏は、現時点でサプライヤー「数十社」が新契約を検討しているものの、どの社も契約に至っていないと説明。財務情報をめぐっては互いの信頼関係が不可欠であるため、開示の義務については協議中であるという。
クライスラーは、ダッジ「グランド・キャラバン」とクライスラー「タウン&カントリー」の両ミニバンを引き継ぐ車種の設計に1年以上を費やしてきた。新型ミニバンは2015年に発売される。
デトロイト・ニューズはこのほど、グランド・キャラバンの生産がさらに2年間継続されると報じたが、クライスラーはコメントを発表していない。
入札を経ない契約は、日本メーカーの間では一般的だが、長期的な信頼関係が必要であるため、米メーカーの間では普及していない。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
ディープフェイク、金融サービス業界をいよいよ標的に 〜 生成人工知能による音声模倣で詐欺急増は必至
-
2024年4月25日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
広告嫌いのテスラが一転、積極展開
-
ビットコイン半減は価格にいかに影響するのか 〜 最高値更新から乱高下、次の半減期が目前に
-
2024年4月22日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
ボルティモアの橋崩落、輸出・小売業者に影響
-
米国のMBA課程、人工知能分野の教育を積極化 〜 会社で求められる技能に学生側も関心を強める
-
2024年4月18日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
テスラ、急速充電網を開放~EV普及の節目となるか
-
2024年4月15日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
EV生産コスト、27年にはガソリン車より安く~ガートナーが予想
-
人間の労働力の方が人工知能より安価 〜 MITの研究、雇用機会の大部分は人工知能にまだ奪われないと結論
-
ドローン配送に現実味~運用範囲広がる
-
アマゾンや小売大手ら、頻発する返金詐欺で巨額の損害 〜 詐欺集団ら、ティックトックで協力購入者たちを募集