排除に徹底抗戦の構え 座り込み続けるモルシ派

 【共同】「勝利するまで絶対に退かない」。エジプトのモルシ前大統領支持派数千人が座り込みを続ける首都カイロ郊外ナセルシティー。治安部隊による強制排除に備え、デモ隊はバリケードの補強を急ぎ、徹底抗戦の構えだ。

 道路を何重にも遮るれんがの壁。ヘルメットにガスマスク姿の男たちが出入りを厳しくチェックする。座り込みの現場では13日、積み上げた土のうを鉄柵で支え、木の板で補強する作業が進められていた。

 約1カ月半、泊まり込みを続けるリファイさん(48)は「軍に戦車で攻め込まれてもわれわれは恐れない。(モルシ氏を追放した)クーデターに勝つまでここから離れるつもりはない」と強調した。

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