宗教画「修復」町おこしに スペイン、画家も汚名返上

 【共同】スペイン北東部ボルハの教会で昨年、「修復」されたキリストの絵が「さるのようだ」とやゆされ、大きな話題となったことが、予想外の町おこしにつながった。修復を手掛けた地元の女性画家も自作の個展を開き、汚名返上を果たした。AP通信などが14日までに伝えた。

 1930年に描かれたフレスコ画を修復したのはセシリア・ヒメネスさん(81)。いばらを頂くキリストを全く異なる姿に描き直したことが「脚光」を浴びて以来、人口5000人のボルハに4万人以上が訪れ、地元の慈善団体は5万ユーロ(約650万円)を超す収入を得たという。

 町は修復画の関連グッズ販売も企画。ヒメネスさんと近く、収益を分け合う契約を結ぶ。

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