ヒ素の最終処分、未解決 日中戦後処理に難題 一時保管で漏出懸念も

 【共同】中国に旧日本軍が遺棄した化学兵器の廃棄作業第1弾となった江蘇省南京市での処理事業で、全作業が完了し爆破装置などの設備の解体が始まった現段階でも、処理に伴い発生した危険物質のヒ素廃棄物の最終処分問題が未解決であることが14日までに分かった。日中関係筋が共同通信に明らかにした。

 同筋によると、ヒ素廃棄物はプラスチック製密閉容器に入れられ南京市内の軍事管理区域に一時保管されたまま。洪水に見舞われれば土壌に漏れ出す恐れは否定できず、地中の密閉空間などに永久保存する最終処分の早期実施が急務だが、日中政府間の考えに隔たりが大きく実現していない。

 終戦から68年、ようやく本格化した「日中最大の戦後処理」(外交筋)は南京での初事業から難題に直面した。

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