エルサレムで本格協議 中東和平交渉

 【共同】7月末に約3年ぶりに中東和平交渉を再開したイスラエルとパレスチナは14日、エルサレムで本格協議を始めた。開催場所や協議日程など詳細は一切明らかにされていない。地元メディアによると、イスラエルのリブニ法相とパレスチナの和平交渉担当者アリカット氏らが出席。記者会見などはないとみられる。

 交渉は最低9カ月間行われるとされ、難航は必至。当面は交渉を軌道に乗せるための関係づくりが課題となりそうだが、イスラエルによるユダヤ人入植活動に対して、パレスチナ側が反発。交渉の早期頓挫を危ぶむ声も出ている。

 パレスチナ側は交渉再開の前提条件として、イスラエルが拘束するパレスチナ人の釈放などを要求。これに応じる形でイスラエル側は14日未明、パレスチナ人26人を釈放した。今後も交渉の進展をみながら、段階的に釈放する方針を示している。

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