カミンズ、日産トラックにエンジン供給へ

 エンジン製造大手カミンズ(インディアナ州)は、日産自動車の大型ピックアップ・トラック「タイタン」用にディーゼル・エンジンを供給する契約について、近く詳細を発表する。ウォールストリート・ジャーナルが関係筋の話として報じた。

 米国の大型ピックアップ市場はゼネラル・モーターズ(GM)、フォード、クライスラーの米3社が大部分を占め、2012年の販売台数は3社合計で150万台超。これに対しタイタンの米販売台数は2万1576台だった。

 タイタンにカミンズのディーセル・エンジンを採用するという計画は、日産がこの4月にクライスラー、「ラム」ブランドで元最高経営責任者(CEO)を務めたフレッド・ディアス氏を米販売責任者に起用したことで具体化したもよう。カミンズは現在、クライスラーの一部のピックアップにディーゼル・エンジンを供給している。

 日産は08年初頭、自社の小型車デザインの使用をクライスラーに認める代わりにタイタンの新型でラムの車台を使うという合意をクライスラーと交わしたが、クライスラーの経営危機によって同契約は流れた。

 一方、カミンズはクライスラーの小型ピックアップ「ラム1500」向けにディーゼル・エンジンを開発していたが、09年にクライスラーが経営破綻したため契約は無効となり、クライスラーが伊フィアット傘下で再開したディーゼル・エンジン・トラック生産では、フィアットのエンジンが使われている。

 カミンズは作業トラック用エンジンの北米最大手で、市場の約40%を支配するが、最近はトラック・メーカーや鉱業・建設用重機メーカーからのエンジン需要が下がって業績が低迷。13年第2四半期は、売上高が前年同期比1.6%増の45億3000万ドル、純利益は4億6900万ドルから4億1400万ドルに減少している。

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