松坂、本来の直球戻るか 初登板は変化球で立て直す

 【共同】大リーグ、メッツ入りした松坂が25日、次回登板のフィリーズ戦(28日)に備えてブルペン入りし「(速球と変化球)どっちも感触は良かった」と話した。今季メジャー初登板だった23日のタイガース戦では直球を打ち込まれたが、うなるような本来の剛速球は取り戻せるか。

 タイガース戦で速球は140キロ台前半が多く、2被弾はともに直球だった。一昨年に右肘靱帯修復手術を受けたが、術後2年目以降に球速が以前より上がるケースもあるといわれる。ただ松坂は「緩いボールを使うことをマイナーでずっとやってきた」と話し、インディアンス傘下の3Aコロンバスでは新しいスタイルで調子を上げていた。

 タイガース戦でも緩いカーブなどを軸にした3〜5回はいずれも三者凡退に抑え「思っていた以上に使える」と振り返った。変化球を主体とする、技巧派ともいえる投球に手応えをつかんだ様子だった。

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