埋葬地調査の研究者ら帰国 北朝鮮で一定の成果
- 2013年9月5日
- 日本発ニュース
【共同】終戦前後に現在の北朝鮮で死亡した日本人の埋葬地を調査した京都大の水野直樹教授(朝鮮近代史)ら4人の日本人研究者が5日、訪朝を終えて帰国した。昨年以降、遺族が訪問してきた数カ所の埋葬地に加え、新たな埋葬地も確認でき、一定の成果を上げた。
北朝鮮には約70カ所の日本人の集団埋葬地があるとされる。水野教授によると、少人数の埋葬地を含めればさらに多いという。今後は日朝双方の研究者が調査を進め、情報交換しながら新たな埋葬地の確認を目指す方針。
ただ「民間の調査には限界がある」(水野教授)ため、日朝の政府や赤十字が動かなければ、大きな進展は難しそうだ。
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