カネボウ10カ月対応せず 白斑被害で外部調査報告

 【共同】カネボウ化粧品は11日、美白化粧品で肌がまだらに白くなる白斑の被害が相次いでいる問題で、外部の弁護士による第三者調査報告書を発表した。報告書は、遅くとも化粧品と白斑の因果関係が疑われた昨年9月時点で適切な対応をするべきだったと指摘。今年7月の自主回収までの10カ月間、対策を取らなかったと強く批判した。

 調査に当たった中込秀樹弁護士は記者会見で「カネボウは消費者よりも商品を優先していた」と厳しく指弾した。これまで症状が確認されたのは約1万人に上る。

 これを受け、カネボウの夏坂真澄社長は記者会見し「発症された方に深くおわびしたい。発症者に笑顔が戻るまで対応する」と謝罪。責任を明確にするため、宮内一会長と夏坂社長が月額報酬の50%を6カ月間返上するなど計10人の役員報酬を一部返上すると発表した。夏坂社長は引責辞任の可能性を否定。自主回収の影響で店頭での売上高が約2割減ったことも明らかにした。

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