俊寛の自筆書状を初公開 京都文化博物館、14日から

 【共同】平家物語に登場する平安時代末期の僧侶俊寛の自筆書状(重要文化財、陽明文庫所蔵)が、京都市の京都文化博物館で14日から始まる展覧会「近衛家 王朝のみやび 陽明文庫の名宝3」で初めて公開される。

 東京大史料編纂所の尾上陽介准教授(古記録学)が、平信範(1112-87年)が書いた日記「兵範記」の裏面から確認した。俊寛の自筆書状はこれまで確認されていなかった。

 裏面の書状は、京都にあった法勝寺の荘園を管理する「執行」が、船木荘という荘園から執行に届いた上申書について対応するよう信範に求めた内容。

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