公営の超高速ネット始まる〜テネシー州チャタヌーガ
- 2013年9月18日
- アメリカ発ニュース
テネシー州チャタヌーガ市で17日、光ファイバーを使った公営の超高速インターネット接続サービスが始まった。
ワシントン・ポストによると、通信速度は最高で1ギガビット/秒(GB/s)と従来の10倍速くなり、今月中には約3万9000世帯が中間速度で現在の2倍の100メガビット/秒(MB/s)に高速化される。しかも、公営の電力会社が運営しているため大部分の世帯は無料で高速化される。
高速光通信は、一般的にはテレコム(電気通信)業界のサービスであり、例外としてはインターネット検索大手のグーグルがカンザス州カンザスシティなどで次世代の超高速ブロードバンド敷設を進めている。従って通信業者もグーグルも進出していない地域では、欲しければ自治体が自前で光ファイバー通信網を作るしか方法がない。
チャタヌーガの場合、電力公社のEPBがネット接続サービス業者(ISP)を兼ねており、企業と家庭合わせて5万6000軒に、延長約8000マイルの光ファイバー通信を提供している。高速化に伴い、1GB/sサービスの料金は月70ドルと前年同月の300ドルから大幅に値下がりする。
専門家によると、公営の電力会社は国内2000都市にしかなく、このうちブロードバンド(高速大容量通信)が提供されているのは400都市で、光ファイバー式は150都市に限られている。
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