規制以上の安全対策 「基準は最低限」事業者 米原子力最新事情

 【共同】2年半前の東京電力福島第1原発事故は、安全性に自信を持つ米原子力業界にも大きな波紋を呼んだ。事故を「他山の石」として、米原子力規制委員会(NRC)は新たな安全強化策を要請。事業者は規制基準以上の安全対策に自主的に取り組む姿勢を見せている。

 「われわれはフクシマ事故を自国の出来事のように非常に深刻に受け止めた」。NRC幹部で福島事故の対応も担当したウィーバー氏は明かす。

 NRCは事故後、安全強化の方向性を勧告した。日本の津波を教訓に、川沿いに立地する原発の洪水リスクを事業者に再評価させ、地震などの自然災害対策や使用済み核燃料プールの監視強化策を2016年末までに講じるよう求めた。

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