大連立で初の予備交渉 ドイツ与野党、次回は14日に

 【共同】ドイツ連邦議会(下院)選挙で第1党になったメルケル首相の保守与党キリスト教民主・社会同盟は4日、第2党の最大野党、社会民主党と大連立政権に向け、初めて予備交渉を行った。社民党が主張する富裕層への増税や閣僚ポストの配分について協議したとみられる。

 社民党のナーレス幹事長によると、次回の交渉は14日に行われる。同盟は10日には90年連合・緑の党とも交渉する予定。

 社民党は増税のほか、全国一律の最低賃金制度導入も求めており、交渉の長期化は必至。大連立に応じるかどうかは最終的に党員投票で決める予定で、越年交渉になるとの見方も出ている。

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