故意の操作の可能性も ブレーキのコック異常 「機器室」は施錠

 【共同】JR北海道の特急列車が安全装置の作動後も自動で非常ブレーキが利かない状態で運行された問題で、非常ブレーキを作動させるため空気管を開けておくコックがディーゼル車の施錠された機器室内にあったことが8日、同社への取材で分かった。

 ブレーキが利かない状態で運行されたのはコックが閉まっていたのが原因。JR北海道は8日未明の記者会見で「人がやらないと閉まらない」「故意ということも排除できない」と説明。何者かが故意にコックを閉めた可能性も出てきた。

 異常があったのは札幌-網走間を走行する特急オホーツクに使用している車両。JR北海道は同型の245両を緊急点検し、当該車両以外に異常がないことを確認した。

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