グーグル、動作認識技術の新興企業を買収 〜 手振り操作機能搭載の見方も

 グーグル(Google)は、動作認識ソフトウェアを開発する新興企業のフラター(Flutter)を買収した。

 3年前にサンフランシスコで起業されたフラターは、手の動きをウェブキャムで認識することで、アイチューンズ(iTunes)やネットフリックス(Netflix)といったアプリケーションを操作できる技術を開発している。

 BBCによると、米技術業界では、グーグルがフラター買収によって取得した動作認識技術をスマートフォンのネクサス(Nexus)やラップトップのクロームブック(Chromebook)に応用するのではないか、と憶測されている。

 任天堂のウィー(Wii)やマイクロソフト(Microsoft)のエックスボックス・キネクト(Xbox Kinect)といったビデオゲーム機や、一部のスマート・テレビ製品で動作認識技術は以前から使われているが、携行型情報端末ではサムスン製ギャラクシーS4を除いてほとんど使われていない。

 フラターのエアー・ジェスチャー技術は、利用者が手を振ることで、ウェブ・ページのスクロールや電話受信、音楽の再生操作を可能にする。

 グーグルはフラター買収に関し発表しておらず、買収額や詳しい買収契約内容は不明。

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