化学兵器禁止機関に平和賞 シリア契機、廃絶要請
- 2013年10月11日
- 世界のニュース
【共同】ノルウェーのノーベル賞委員会は11日、2013年のノーベル平和賞を、内戦下のシリアで化学兵器の廃棄作業に着手した化学兵器禁止機関(OPCW)に授与すると発表した。
同委員会は「授賞で化学兵器廃絶に貢献したい」と表明し、国際社会にも一致した対応を促した。また「シリアでの最近の化学兵器使用は、廃絶に向けた努力を強化する必要性を示した」と指摘し、アサド政権に「化学兵器禁止の義務を順守すべきだ」(ヤーグラン委員長)と要求した。
神経ガスのサリンなどの化学兵器は、核・生物兵器と並ぶ非人道的な大量破壊兵器。北朝鮮やイスラエルなど化学兵器禁止条約の未加盟国にも早急な参加を迫ったといえそうだ。OPCWには日本政府も職員を派遣している。
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