被爆で緑内障リスク増 原爆放射線と初の関連

 【共同】広島、長崎の原爆投下による被爆者は、受けた放射線の量が高いほど緑内障を発症するリスクが高いとの論文を、日米共同の研究機関「放射線影響研究所」と広島大、長崎大のチームがまとめたことが6日、分かった。米放射線影響学会の学術誌に掲載された。

 緑内障は視神経の障害で徐々に視野が狭まる。放影研によると、原爆放射線量と白内障の発症リスクに相関関係があることは分かっていたが、緑内障での同様の関係が論文で示されたのは初。

 チームは2006-08年、追跡調査している被爆者のうち、爆心地から2キロ以内にいて5ミリグレイ以上の放射線を受けた868人と、3キロ以遠にいて放射線の影響をほぼ受けていないと考えられる721人に問診と検査を実施。緑内障の中で最も日本人がなりやすい「正常眼圧緑内障」の発症者は、2キロ以内が134人、3キロ以遠が92人いた。

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