中国共産党委前で連続爆発 1人死亡、広範囲設置か
- 2013年11月6日
- 世界のニュース
【共同】中国山西省の公安当局によると、6日午前7時40分(日本時間同8時40分)ごろ、省都の太原市の中心部にある省共産党委員会の建物前で、連続爆発があった。山西省の公式ウェブサイトは1人が死亡、1人が重傷、7人が軽傷を負ったと伝えた。北京の日本大使館によると、日本人が巻き込まれたとの情報はない。
公安当局は、貧富の格差や社会的不公正に不満を持つ人物による犯行の可能性があるとみて、本格的な捜査に入った。山西省では先鋭的な民族対立は見られないが、主要産業である炭鉱事業をめぐるトラブルが頻発。当局は事件との関連を調べているもようだ。
公安当局などによると、犯行に使われた爆発物は手製で、爆発回数は8回だった。現場からは鋼鉄の玉やくぎ、複数の電子基板が見つかった。路上に散乱したガラス片の状況から、爆発物は建物前を中心に約100メートルの広い範囲にわたり、複数箇所に仕掛けられていた可能性が高い。
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