格差不満で犯行か 広範囲設置の可能性 中国の連続爆発事件
- 2013年11月6日
- 世界のニュース
【共同】中国山西省太原市の省共産党委員会前で発生した連続爆発事件で、公安当局は6日、貧富の格差や社会的不公正に不満を持つ人物による犯行の可能性があるとみて、本格的な捜査に入った。山西省では先鋭的な民族対立は見られないが、主要産業である炭鉱事業をめぐるトラブルが頻発しており、当局は事件との関連を調べているもようだ。
公安当局などによると、犯行に使われた爆発物は手製で、爆発回数は8回だった。現場からは鋼鉄の玉やくぎ、複数の電子基板が見つかった。路上に散乱したガラス片の状況から、爆発物は建物前を中心に約100メートルの広い範囲にわたり、複数箇所に仕掛けられていた可能性が高い。
先月28日には、北京の天安門前にウイグル族とみられる3人が車で突入する事件が発生した。党の重要会議、第18期中央委員会第3回総会(3中総会)の開催を今月9日に控え、習近平指導部が全国規模で治安態勢を強化するのは確実だ。
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