人工信号でまひ手足回復も サル大脳と脊髄の結合強化

 【共同】自然科学研究機構生理学研究所(愛知県岡崎市)は、サルの頭部に電子回路でできた「人工神経接続装置」をつなぎ、大脳が命令を出した直後に電気信号を脊髄へ送るという実験から、大脳と脊髄との神経結合を人工的に強化することに成功したと、7日付の米科学誌ニューロン(電子版)で発表した。

 西村幸男准教授(神経生理学)は「脳梗塞や脊髄損傷で手足を自由に動かせなくなったまひ患者でも、残った神経を強化することで、より強い力を出せるようになる」と説明。リハビリや運動機能再建の研究につながるとしている。

 実験では、大脳皮質の命令を感知し、その0.015秒後に脊髄へ電気信号を送る電子回路(縦3.5センチ、横5.5センチ、厚さ2センチ)を、人間で20歳代に相当する健康なサルの頭部に装着。常に信号を受ける状態で自由に生活させた。

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