富士通、新型ディスク・アレイを投入 〜 ネットアップと提携しEMCに対抗

 富士通はストレージ製品の強化を目的に、米ストレージ大手のネットアップ(NetApp)と提携し、ディスク・アレイ製品の新シリーズ「エターナスDX(Eternus DX)」を発売した。

 エターナスDXは、ビジネス向けストレージ概念に基づくディスク・ストレージ・システム。

 コンピュータワールドによると、富士通で製品およびシステム、技術、販路を担当する上級副社長のハンス=ディーター・ワイスワ氏は、エターナスDXが競合製品に比べて2倍の高速処理を実現した点を強調する。

 同氏はまた、「予備保存性能は、書き込みと復旧の両面で、EMC製品の10倍の高速処理が可能」「強力な処理能力のおかげで、(企業は)事業ニーズに応じて優先順位を設定できる」「統合ストレージによって、膨大な整理統合と費用削減が可能」と、新シリーズの特長を説明。

 新シリーズには、エターナスDX100 S3、同DX200 S3、同DX500 S3、同DX600 S3の3機種があり、既存機種の最大約5倍のランダム・アクセス性能を提供する。

 プラグ可能アーキテクチャーを採用し、必要に応じて同じ筐体内に機能を追加でき、さまざまな種類のデータを管理するストレージ環境の統合と、事業の拡大に応じた処理能力の増強を支援する。

 また、「エターナスSF 16ソフトウェア」を追加することで、事業の優先順位に応じて内部ストレージ資源を自動的に分配することが可能。それによってシステム管理者は、複雑なストレージ管理業務から解放される。

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