アップル、アイフォーン6で値上げか 〜 大型ディスプレイ代を価格に転嫁

 アップル(Apple)は、2014年の中盤か後半に次期アイフォーン(iPhone)のアイフォーン6を発売すると予想される。

 より速いプロセッサーと、より大きなディスプレイが搭載されると噂される新機種は、価格も引き上げられる可能性がある。

 インベスターズ・ビジネス・デイリーによると、金融会社サスケハーナ・ファイナンシャル・グループのクリス・カーソ氏は、アップルがアイフォーン5を出した際に、ディスプレイ仕入れ価格の上昇によって招いた利益率低下を避けるために、アイフォーン6では値上げするだろう、と予想する。

 画質向上とサイズ大型化によってディスプレイ価格の上昇は免れず、そのほかの機能向上による部品代増大も予想されることから、利益率を維持するために、値上げは避けられないというのがカーソ氏の見方だ。

 スマートフォンやタブレットではディスプレイが最大の部品代で、アイパッド・ミニ(iPad Mini)でも、最近発売された新型はレティーナ・ディスプレイ(高精細ディスプレイ)を搭載したことで、小売価格が前機種の329ドルから399ドルに値上げされた。

 アイフォーンの価格はこれまで、高機能の新型が出ても据え置かれ、無線通信サービス事業社(キャリヤー)との2年契約の場合は199ドルに固定されてきた。

 しかし、従来機種より速いプロセッサーと大きなディスプレイを搭載することで、アップルがその価格を249ドルか299ドルに引き上げる可能性は十分に考えられる、とカーソ氏は指摘する。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る