「私たちは成長した」 ダラスでJFK追悼式典

 【共同】ケネディ大統領=当時(46)=が1963年に遊説先のテキサス州ダラスで凶弾に倒れてから50年を迎えた22日、暗殺現場となったダラス中心部の広場、ディーリー・プラザで追悼式典が開かれた。米国内外から集まった数千人が、戦後最も親しまれた大統領に黙とうをささげ世界を揺るがした半世紀前の事件に思いをはせた。

 演説したローリングス市長は「私たちの大統領を目の前で奪われた悪夢のような現実をみた」と振り返ったうえで「あの日から私たちは成長した」と述べ、暗殺事件を乗り越えることが、地元ダラスと米国が良い方向に動くきっかけになったと強調した。

 米メディアによると事件後しばらく「憎悪の街」と疎まれたダラス市はこれまで、元大統領の追悼行事を正式開催したことはなく初の公式追悼式。式典では米国の代表的な歴史家の一人であるデービッド・マカラー氏が在りし日の元大統領による演説の一部を朗読した。

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