宣教や貧困層支援強化を ローマ法王が「施政方針」

 【共同】ローマ法王庁(バチカン)は26日、世界のカトリック教会に対する法王フランシスコの施政方針に相当する文書を公表、この中で法王は宣教活動や貧しい人たちへの支援を強化する必要性をあらためて強調した。

 法王は「宣教活動にもっと目を向ける必要がある」とした上で「机に縛られた神学に満足してはいけない」と戒めた。また「教会は貧しい人たちのためにあるべきだ」との持論を繰り返し、貧困問題が解決されなければ、世界の諸問題は解決できないと訴えた。

 他宗教との対話の必要性も強調。イスラム教については、原理主義者による暴力と敬虔なイスラム教徒を一緒にして憎しみを持って論じてはならないと述べた。

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