消費税、外国人免除拡大へ 酒、たばこは増税見送り
- 2013年12月2日
- 日本発ニュース
【共同】自民党税制調査会は1日、党本部で非公式の幹部会合を開き、2014年度税制改正の素案を議論し、外国人旅行者向けの消費税免除制度の対象品目の拡大や、消費税の納税で中小事業者の事務負担を軽くする「簡易課税制度」の見直しを実施する方針を固めた。
一方で、酒税は、法律で消費税率引き上げにあわせて見直しを行う方向で検討することになっていたが、14年度改正では見直しを見送る。ビールと「第三のビール」の税負担の差の縮小が焦点になっていた。厚生労働省が要望していた、たばこ税の増税も見送る。
外国人旅行者への免税措置をめぐっては、観光庁が、免税店で土産を買う際の消費税を免税する対象として、従来の家電製品やカメラなどに加え、食品や飲料、たばこ、薬品、化粧品を加えるよう要望。麻生太郎財務相も前向きな姿勢を示していた。拡大する品目の範囲は今後、詰める。
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