秘密法案5日採決 参院委、成立へ強行も
- 2013年12月4日
- 日本発ニュース
【共同】政府、与党は4日、特定秘密保護法案について5日の参院国家安全保障特別委員会の質疑終了後に採決する方針を固めた。6日の国会会期末までに参院本会議で成立させるため、採決強行も辞さない。与野党対立の激化は必至だ。安倍晋三首相と民主党の海江田万里代表ら野党3党首は4日の党首討論で同法案をめぐり応酬。早期成立を求める首相に対し、海江田氏は国民の「知る権利」を脅かす危険性を重ねて指摘した。野党7党は慎重審議を求め、都内で共同の街頭演説会を開いた。
党首討論で海江田氏は「6日までに何がなんでも仕上げてしまうということに無理がある。官僚による官僚のための情報隠しの法案だ」と批判した。みんなの党の渡辺喜美代表も「強権的な国会であってはならない。丁寧に審議するため、会期を延長すべきだ」と主張、応じない場合は法案採決で棄権に回る可能性に言及した。
一方、首相は国家安全保障会議(日本版NSC)の新設に触れ「NSCをつくった以上、秘密を保全しなければ機能しない」と説明。「しっかりと議論がなされてきた。どこかで終局させる判断をしなければならない」と述べた。
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