米に5項目で譲歩案 TPP、低関税の輸入枠

 【共同】環太平洋連携協定(TPP)交渉をめぐり、日本が農産物の重要5項目で相手国に有利な低関税の特別輸入枠の設定を柱とする譲歩案を米国に提示したことが9日、分かった。米からの輸入増につながる仕組みを用意するが、関税撤廃には応じず「聖域」維持を狙う。

 複数の交渉関係者が明らかにした。ただ、米は全品目の関税撤廃を求める姿勢を崩していない。シンガポールで開かれているTPP交渉の閣僚会合が終わる10日までに妥協点を見いだせるかは依然として不透明だ。

 譲歩案は11月に初めて提示した。シンガポールで8日、9日と2回行われた西村康稔内閣府副大臣とフロマン米通商代表との会談でも、譲歩案をあらためて説明したもようだ。

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