化学兵器、船上処理を決定 シリア、搬出期限は変えず

 【共同】化学兵器禁止機関(OPCW)は17日、オランダ・ハーグの本部で開いた執行理事会で、シリア化学兵器の廃棄に関し、同国から運び出す、危険性の高い化学物質を米国船上で処理する計画を決定した。

 外交筋によると、ウズンジュ事務局長は理事会で、シリア国内の治安の悪化により、搬出期限が目標の今月末からずれ込む可能性があると述べた。ただ、理事会として期限を延ばすまでには至らず、前向きに努力を続けることで一致したという。

 計画では、約1300トンに上るシリアの化学兵器のうち、神経ガスのサリンの原料など危険性が高い約500トンの化学物質をシリア北西部ラタキアの港から船で搬出。イタリアの港まで運び、米国の大型船「ケイプ・レイ」に積み替える。

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