都知事選、各陣営戦略 無党派層争奪が激化へ 小泉氏「陰の主役」に

 【共同】対決構図がほぼ固まった2月9日投開票の東京都知事選は、大都市部の有権者に多い無党派層の支持獲得を目指し各陣営が激しく競い合う展開となりそうだ。細川護熙元首相(76)を支援すると表明した小泉純一郎元首相の発信力を他の陣営は警戒しており、小泉氏が知事選の「陰の主役」になりつつある。自民党が支援する舛添要一元厚生労働相(65)は知名度を生かしながら、組織固めにも力を入れる。

 「これまでの経緯があり、党の敷居が高かった。生まれ変わった私を見てほしい」。15日、自民党本部を訪れた舛添氏が新党結成で除名された過去に触れて頭を下げると、石破茂幹事長は「党を挙げて全面的に支援する」と明言した。だが安倍政権内には「応援する大義はない」(小泉進次郎復興政務官)と不満も残っている。

 党の直近の世論調査では舛添氏が細川氏をリード。無党派の支持も堅調だ。だが細川氏陣営への小泉氏の全面参戦で不安は募る。自民党都連幹部は、街頭演説を繰り返し無党派層にアピールする「空中戦」の戦いぶりについて「分が悪くなった」と分析し、党所属の国会議員や都議、市区町村議のネットワークをフル稼働させた組織戦も同時に展開する戦略を描く。

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