FRB、雇用改善に注力 「失われた10年」阻止を

 【共同】米連邦準備制度理事会(FRB)内で、雇用改善を重視し追加緩和にも積極的な意見が主流となりつつある。大統領選の最大の争点でもある失業率の高止まりや雇用の現状を「重大な懸念事項」(バーナンキ議長)とする見方が大勢で、バブル崩壊後に日本が陥った「失われた10年」のような景気低迷の長期化を避けるためにも労働市場の活性化を最優先する構えだ。

 FRBは9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で「少なくとも2015年半ばまで」事実上のゼロ金利政策を… 続きを読む

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