EU、スパイ禁止を交渉か 英国は反対と独紙報道

 【共同】南ドイツ新聞(電子版)は15日、ドイツ政府の主導により欧州連合(EU)加盟28カ国の間で、盗聴などのスパイ活動を禁止する協定締結に向けた交渉が進められていると報じた。交渉は数カ月前に始まったが、英国は正式な協定を結ぶことには反対しているという。

 ドイツでは、メルケル首相の携帯電話が米国家安全保障局(NSA)により盗聴されていた疑いが発覚。プライバシー侵害をめぐる国民の懸念は強く、再発防止がメルケル政権の重要課題になっている。

 英の通信傍受機関、政府通信本部(GCHQ)はNSAと緊密な協力関係にある。

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