シリア和平会議、非難応酬 政権と反体制派、初の対話

 【共同】シリア内戦の政治解決を目指す和平国際会議が22日、スイス西部モントルーで始まった。初めて対話のテーブルに着いたアサド政権と反体制派は、アサド大統領退陣の是非などをめぐり、激しい非難を応酬、溝が鮮明になった。米国やロシアは一部地域での限定的停戦などを提案しているが、24日から行われる直接協議の難航は必至だ。

 22日の会議には米ロや近隣国の外相、岸田文雄外相も参加。潘基文国連事務総長は冒頭、アサド政権、反体制派の双方が「この場にいることが希望だ」と述べ、移行政府樹立に向けた対話を促し、人道危機が深刻化する激戦地への国際支援受け入れを求めた。

 「シリア国民連合」のジャルバ議長は「われわれこそがシリア代表だ」と述べ、アサド氏の即時退陣を要求した。一方、シリアのムアレム外相は「市民を殺害し、武器でシリアを破壊しようとしているテロリストだ」と反体制派を批判。ゾウビ情報相は記者団に「大統領は退陣しない」と語った。

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